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「生活は簡素に理想は高く」をモットーに、毎日楽しく生きています。基本的に亀更新です。
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  [ 2012年の映画。 ]
2012-12-21(Fri) 23:41:41
過去サイテーと呼べるくらい、映画館に足を運べなかった1年でした。

と言っても、通算20回は越しているから、他のヒトに比べて観ている方だとは思う。ただ、私はシネママニアなので、コレは本当に痛恨。

まあ、今年は仕事でちょっとした環境の変化やら副業関連の付き合いやら父の入院やら、去年よりも忙しくてバタバタしていたのだから仕方ない。何より、早番の後にヒトリ映画っていうのが鉄板だったのに、それをやる時間が減ってしまったのが大きい。早番が少ないうえに、たまにあると思いきや残業が入ってしまったり、稀な早番後は友達とゴハンする方を優先したいと思ったりしたから、これはホントに環境に拠るトコロが大きいよねー。

来年はペースを取り戻して映画館に足繁く通えるとイイなと思うのです。やっぱり映画は劇場で観なきゃー。

さてさて、2012年の映画ベスト5、ワースト5を。
映画評を付ける時間がナイのでヒトコトコメントだけ。
今回は、DVD鑑賞分も含みます。

【邦画ベスト5】
1位「外事警察 その男に騙されるな」
いやー、なめてたー。ドラマも面白いから観ていたのだけど、その延長かと思いきや全然違ってた。デカかったー、スケールが。そもそも、尾野真千子、遠藤憲一、余貴美子、真木よう子、キム・ガンウと、脇役が豪華過ぎて、たまらん!渡部篤郎は苦手な役者だけれど、この役の時はめちゃくちゃカッコ良くて、ガン見してしまうー。先の読めないスリリングな展開、裏切り、駆け引き、騙し合い。超一流のスパイ大作と言えよう。緊張感たるやハンパなく、終始ピンと張り詰めた空気で、瞬く間にエンディングへ向かっていくスピード感も素晴らしく、非常に面白い映画でした。

1位「ALWAYS 三丁目の夕日’64」
堤真一だからじゃないよ!単に大好きなんだよ、世界観が!3回目ともなると食傷気味になるかなーと懸念された思いは初っ端から払拭されたー。子供たちの成長や別れ、旅立ちと共に流れていく時代の描き方は実に自然でユニーク。ノスタルジーな気分に浸れるのに笑えて泣けて素晴らしい。真一が特に素晴らしい!←やっぱりそこ。

2位「しあわせのパン」
お約束なんですよ。過去にもこういうのあったんですよ。田舎の小さな町でオーベルジュ式のパンカフェを営む夫婦と(原田知世がカワイイ!)、カフェを訪れる人々の人生を四季の移ろいと共に描いたハートウォーミングドラマなんですよ。でもエピソードのヒトツヒトツが優しくて、物凄く温かいキモチになれる、ホントに幸せな物語でした。映像もキレイだし、何よりパンが美味しそう!洋ちゃんのこういう役ってあまり観ないので新鮮。

3位「テルマエ・ロマエ」
コレ観てないヒト、観た方がイイよ!ホントに笑えるから。まず、のっぺり族(特に銭湯のオジイたち)が出てくるだけで1時間くらい笑えるんだけど、それに対比する阿部寛を始めとするローマ族の濃いコトよ。この映画はその違いを味わうだけで充分だと私は思います。

5位「のぼうの城」
野村萬齋、サイコー!佐藤浩市、サイコー!よくもまあ、こんなヌケ感満載の笑えて痛快な娯楽大作に仕上げてくれたモノです。なんせ、よく練られた脚本だと思う。テンポもイイし、役者もイイし、内容も面白いし、素晴らしい。

時点「鍵泥棒のメソッド」「夢売るふたり」「桐島、部活やめるってよ」

【洋画ベスト5】
1位「J・エドガー」
異常さを隠して正常の隠れ蓑をまとう骨太レオがカッコ良かったー!レオをカッコ良く感じるなんて、私がトシを取ったかレオがトシを取ったか、まあそのどちらも合っているんだけど、なんせ年輪を重ねて重厚な演技に嵌まってきた彼に軍配。クリントイーストウッドだし、このテーマだし、面白くないワケがないんです。アメリカにとってある意味「アンチヒーロー」でありながらそうは描かれていないフーパー長官の生き様は実に興味深かった。なんとまあ、高潔で冷徹で屈折した自己愛オトコだったコトよ。随所にペーソスを交えつつアメリカの希望を見据えた最高傑作だと思いました。

2位「マイウェイ 12,000キロの真実」
アジア映画が苦手な私にとってコレは高評価。オダギリジョーとチャンドンゴンの組み合わせが実に良かった。国籍を超えたオトコ達の友情、翻弄される運命にジーンときて、涙、涙。友情ってイイよなーとすんなり入るストーリー展開だけど、戦争描写のリアルさにオエー。もう少し人物描写を深めても良かったかな。チャンドンゴンってステキだわ。

3位「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」
いやー、衰えないね!トムは!スゴイね。掛け値なしの面白さ、ハラハラドキドキの連続で、派手で華麗でスピーディーで飽きさせない。特撮も映像も音楽もインパクト絶大。超娯楽大作として充分に楽しめるスケールの大きさは、何度繰り返しても圧巻。トムが可能な限り、まだまだ続けて欲しい!

4位「ファミリーツリー」
米アカデミーで大注目された作品。ジョージクルーニーに似合わない役柄というだけで興味をそそるのだけど、内容も然るコトながら。数々の難問に果敢に立ち向かう姿を描くのではなく、ただ困惑し、おろおろする主人公を描くスタイルが新鮮。ジョージクルーニーって、こういう雰囲気の方が合ってると思った。周囲、特に子供たちとの関わりによって主人公が救われていくプロセスは、台詞が少ないにもかかわらず分かり易かった。演出(感情の見せ方)が丁寧なせいかな。それにしても、ハワイの俗っぽさ、熱気、陽気、素晴らしいわー。

5位「幸せへのキセキ」
泣けたー。泣けたよー。ツッコミドコロはあるけど、マットデイモンのパパぶりが優しくて、父子のカンケイが可愛くて、お約束のようにボロボロきてしまった。予定調和のヒューマン感動作でも、爽やかな感情が残って佳作だと思います。

時点「ダークシャドウ」

【ワースト5】
1位「宇宙兄弟」
なんか違うね、なんかイメージと違うね。ムッタがキレイ過ぎるのが気に入らないね。やっぱ洋ちゃんだってば。星加もイメージが違うねー。メインキャストでは麻生さんだけが可愛くて好きでした。

2位「幸せの教室」
トムハンクスってだけで期待しすぎたー。イマイチ残らなかったー。

3位「リンカーン 秘密の書」
観る前から予想していたけど、ナニこれ、くっだらない!リンカーンがヴァンパイアとかアホか。ティムは一旦アタマをリセットした方が良いよ、そろそろ。

4位「悪の教典」
ほらそこ、「そらそーだろ!?」とか言わないー!私にとって最も苦手な園子温モノを思い出させる映画なのになんで観に行った!?とか言わないー。結果、園子温に謝るよ私は。この映画はただのバイオレンス物に過ぎないし、残酷しかなくてカタルシスが味わえないのは分かりきっていたけれど、浅い!浅いよハスミン!と思ってしまった。山田クンの役が唯一面白かったのに、あっさりドロンしたし。つまらん。伊藤英明は嵌まっていましたね。

5位「ガール」
あのねー、最近こういうの増えてきてるんだけどねー、日本が舞台だとどうしてもウソくさくなるからアメリカの真似はやめた方がイイと思う。女優陣はステキだし、女子が言う台詞にも含蓄があるし、内容は悪くないんだけど、それだけにウーン。麻生さんはやっぱり可愛かったけどね。ダンキッキも良かったね。ダンキッキって、如何にも良妻的なカンジより、カッコイイ女性の方が合うと思う。



今年も振り返ってみると、邦画が良いですね。
中でも、常にエントリーされる役者さんが入ってきていないのが特徴かなー。松田兄とか松ケンとか香川さんとか。あと、時間がなくて単館系になかなか入れなかったから、小さな名作を堪能出来なかったのが後悔。
キネ旬読めてないからよく分かっていないのだけど、来年はどんなカンジの映画が来るんでしょう。大作よりもミニシアター作品に期待したいなあと思います。
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  [ 三丁目の夕日’64。 ]
2012-03-03(Sat) 23:38:36
うん、面白かった。

映画素人で、たかがイチ映画ファンに過ぎない私がエラソーに言える立場じゃないけど、3作目ともなればそろそろ食傷してきてウンザリといったキライも懸念されたのに、見事に裏切られた。面白かったよ山崎監督!

3Dで観るイミは最後までイマイチ伝わらなかったけど、鈴木社長の飛びパンチとかは臨場感あったんじゃないかなあと思う。アレは3Dで観るべきか。

堤さんがインタビューで「なんで3Dやねん思ってたけど、出来上がったのを観て、なるほどと思った」みたいなコト言ってたし、そこは堤さん、営業に一役買ってるよなあ、上手いなあ、と感心していただけなのだけど、これからどんどん映画は3D化していくので、メガネは1つ持参してたらイイよなあと実感。

3Dメガネ、遣い回し出来るんですよ、今日び。持って帰れるんですよ。

今回、イチバン素敵だと思ったのは森山未来君。役柄もステキだったし、スッと作品世界に入ってきて溶け込んでいて見事だった。もっと長く観たいエピソードだった。掘北さん演じる六子ともお似合いでねえ。掘北さんは可愛らしいけど陰気臭いというのかなあ、何となくカゲを感じさせて、とびきりの美人でもないし、好きでもなければ上手とも思わないんです。ただ、何処か味わいのある女優さんで、やっぱり六子はハマリ役だと毎回思う。こういうカタチで鈴木オートから巣立つだけで、卒業ではないみたいなので良かったー。六ちゃんと社長の掛け合い、ホントに面白いんだもん。

茶川とお父さんとのエピソードは、茶川とジュンノスケのエピソードと重なる部分が山崎監督の泣かせテクというか、まんまと泣かされた感あり。特に茶川のお父さんは、昔気質の考えを持つ「田舎の父親然」としていて、あるあるあるあると思ってホントに泣けたわー。今回、めっちゃ泣けたわー。

出てくるヒトに悪人がいないのが特徴的な三丁目、私も住みたいです。鈴木オートの嫁にはなりたくないけどね。鈴木オートの堤さんは、今回も鈴木オートでしかなかった。その前の日にたまたま「クライマーズハイ」を観ていて、地方新聞社の遊軍記者そのものの堤さんを観ていただけに、コレが同一人物かと見紛うほど。堤さんはホントに役者なのだと思う。

パート4はもうなくてもイイし、あってもイイ。あるとしたら、楽しみなのが一平の成長。一平には毎回笑わされる、イイ味出してるわ。作品のスパイスですな。


ちょうどお昼ゴハン時に重なる上映時間だったので、小腹を満たそうとカッパ嬢がポップコーンを買ったら、予想外の量だったらしく、四苦八苦。

物凄い勢いでポップコーンを食べ続けるカッパ嬢でしたが、途中から力尽きた模様で(そりゃそうだ)、ポップコーンに伸ばす手の速度が急激に落ちていって。

私はポップコーンが苦手なので、助けられずゴメンなさいー。ポテチなら幾らでも助けてあげられるんだけどネ。



韓国料理屋さんで遅めの昼食を摂ったのち、ヨドバシやルクアをウロウロして、早めのお茶タイム。



とりあえず、お茶するのが好きなんです。お茶してまったりするのが好きなんです。

それで、私は某カフェのポテトが大好きなんです。

このポテトを見てどの店のモノかすぐに分かるのは、ニャオちゃんくらいだと思うワ。
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  [ アカデミー賞の季節です。 ]
2012-02-19(Sun) 23:28:17
2011年度の映画感想(☆コレ☆)でも書きましたが、色んなイミで日本が大変だった昨年は、上映が制限されたり期間を延期・短縮されたり…といった要因もあって邦画の勢いがイマイチだったと思います。本来は映画ファンとして、そんな時こそエンタメに触れて心を潤そうぜ!と言いたいトコロだけれど、とてもとてもそんなコトを言える状況じゃなかった。それゆえラインナップの地味さは仕方ないのだよねーと理解しつつ。

そんな中、うっかりしていたら今年も日本アカデミー賞の時期が到来。
キネ旬関連も読んでいないくらいにテンション落ちているけど(風邪とか諸々)、体調不良のせいで今年はまだ1回しか劇場に足を運んでいないけど(「Always」も観てないっつーの)、一応映画ファンとしては優秀賞ノミネート作品くらいはチェックしておかないとね、というワケで、公式ソースから情報を引っ張って来ました。

【優秀作品賞】
「大鹿村騒動記」
「最後の忠臣蔵」
「ステキな金縛り」
「探偵はBARにいる」
「八日目の蟬」

【優秀監督賞】
阪本順治(「大鹿村騒動記」)
新藤兼人(「一枚のハガキ」)
杉田成道(「最後の忠臣蔵」)
成島 出(「八日目の蟬」)
三谷幸喜(「ステキな金縛り」)

【優秀アニメーション作品賞】
「映画「けいおん!」」
「コクリコ坂から」
「手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく」
「豆富小僧」
「名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)」

【優秀主演男優賞】
大泉洋(「探偵はBARにいる」)
堺雅人(「武士の家計簿」)
原田芳雄(「大鹿村騒動記」)
三浦友和(「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」)
役所広司(「最後の忠臣蔵」)

【優秀主演女優賞】
井上真央(「八日目の蟬」)
長澤まさみ(「モテキ」)
中谷美紀(「阪急電車 片道15分の奇跡」)
深津絵里(「ステキな金縛り」)
宮あおい(「ツレがうつになりまして」)

【優秀助演男優賞】
伊勢谷友介(「あしたのジョー」)
岸部一徳(「大鹿村騒動記」)
佐藤浩市(「最後の忠臣蔵」)
でんでん(「冷たい熱帯魚」)
松田龍平(「探偵はBARにいる」)

【優秀助演女優賞】
麻生久美子(「モテキ」)
小池栄子(「八日目の蟬」)
永作博美(「八日目の蟬」)
満島ひかり(「一命」)
宮本信子(「阪急電車 片道15分の奇跡」)

【優秀新人賞】
熊田聖亜(「さや侍」)
桜庭ななみ(「最後の忠臣蔵」)
渡邉このみ(「八日目の蟬」)
上地雄輔(「漫才ギャング」)
高良健吾(「軽蔑」)
野見隆明(「さや侍」)
長谷川博己(「セカンドバージン」)

【優秀外国語作品賞】
「英国王のスピーチ」
「猿の惑星:創世記」
「ソーシャル・ネットワーク」
「ブラック・スワン」
「マネーボール」

【話題賞】
作品部門 「モテキ」
俳優部門 前田敦子(「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」)


めぼしいトコロは以上です。

………。


興味ないー!!ほっとんど興味ない。

あるのは、おお!やっとノミネートされたか洋ちゃん!とか、そろそろ最優秀獲りなよの堺氏とか、キター!でんでん!とか、ブッダとか、大好き麻生久美子嬢とか。他一切興味ないわ!

なんで「軽蔑」が入ってないんじゃい!「まほろ駅前多田便利軒」とか「冷たい熱帯魚」とか、なんで入ってないねん。しょうもなー。所詮、動員数か!?コネか!?なんで三谷やねん。しょうもなー。
なんで井上真央やねん…しょうもなー。
なんで鈴木京香が入ってないねん!別に好きじゃないけど、井上真央よりイイやろー。井上真央もキライじゃないけど、違うやろー。最優秀主演女優賞はツレうつのあおいちゃん以外許さん!

ほんで、なんで香川さんが入ってないねん。凄かったやんか、タンゲダンペーのヅラ(笑)。

堤さんが入っていないのは当然ですけどね。2011年は「SP」だけだしね(ヤマトは無かったコトになっているのじゃ)。

「悪人」総なめの去年もたいてい面白くなかったけど、今年こそ過去サイテーに面白くなさそうだなあ。話題賞のあっちゃんとか要らんし。なんかもっと、ガツンと来るようなノミネート仕様になってくれないかなー。えー!?そこから来るー!?みたいなさあ。それがどんなヤツかって言われたら私も答えに困るけどさー、なんかしのぎを削るレベルを期待しているのに、そんな雰囲気では全くナイからムカつくのよねー。もう分かってるやん、どれが最優秀獲りそうかなんて。くそー。観たくないよー。

アカデミー賞授賞式は3月2日(金)です。なんだかんだ言って結局録画して観るであろう自分がカワイイ。←アマノジャクなだけー。

本場のアカデミー賞はもうすぐですねー。コチラは毎年楽しみです。映画ファンにとってはお祭り気分になる時期だよなー。
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  [ 2011年の映画、ニコさん的総決算。 ]
2011-12-28(Wed) 23:06:27
今年は、ツキイチ映画感想を途中から完全にやめてしまって、「再開して欲しい」といったコメントもいただいていたのですが、このブログ自体も存続を検討するくらいの勢いで、どうにもこうにも手が回せませんでしたー。

でも、映画は洋画・邦画共にコンスタンスに観ておりましたよ。劇場にも足を運んだし、DVD鑑賞も比較的ゆとりあるペースで出来、私的にはなかなか実りあるカンジでした。

以下に今年度のベスト・ワースト10を(ワーストは9だけど)。
やはりドラマとしての要素がないと私の心は打たないのだなというコトがよく分かる順位というカンジ。
ダーッと一気に書いたので、意味不明なトコロはゴメンあそばせ。

来年の映画感想はどうしようかな。

【邦画トップ10】
「まほろ駅前多田便利軒」
監督:大森立嗣 主演:瑛太、松田龍平
ゆるーいテイストと独特の雰囲気がクセモノなキャスト陣と見事に調和していて、最初から最後までめちゃくちゃ好みですごくステキでした。登場人物は個性豊かで濃い。特に杏ちゃん達の役が面白い。何処か優しい空気に包まれつつ過去の自分を再生していく過程が主演の2人に合っていたし、観ていて心地良い映画でした。コメディ部分も下品でなく面白い。

「ダンシング・チャップリン」
監督:周防正行 主演:ルイジ・ボニーノ、草刈民代
夫婦で何やってんだよ、また奥さん大好き映画か?と思いながら観に行ったらあまりの斬新さにビックリ。なめていました。海外では使い古された手法かもしれないけど、邦画の2部構成は結構斬新。1部は2部のメイキング版といった作りで、こっちの方が興味深かった。長年チャップリンを演じ続けているルイジ・ボニーノの凄さよ。草刈民代もスゴイけど、やはり彼のプロ意識と浸透ぶりがずば抜けている。身体能力すげー。2部では実際にチャップリンが踊っている!!と口ポカーン。いやあ、素晴らしいバレエ映画でした。

「僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia. 」
監督:深作健太 主演:向井理、松坂桃李
リアルに良かったです。若者たちが目標に向かってひたむきに進む姿、実に美しい。殺伐としていて無味乾燥に感じられる現代だからこそ、心に響くこのような映画がもっともっと増えて欲しいと切に願います。こうまでストレートに描かれると、無条件に感動して「ガンバレ!」と思えてしまう。君たちはきっと世界を変えられるよ!

「軽蔑」
監督:廣木隆一 主演:高良健吾、鈴木杏
驕慢でエゴイスティックで幼稚でバカなオトコ、そのオトコを愛する一途なオンナ、このオンナもまたバカと言えよう。
若く浅はかな男女の痛々しいまでの愛を描いてはいるけれど、愛の比率は常にオンナの方が重く感じられ、それが本当にイヤで仕方なかった。なんでこんなオトコがイイんだよ!と思いつつ、DVオトコから逃れられないオンナ的心理かもと思ったり。到底理解出来ないが、物語としては面白い。ラストは納得。杏ちゃんのポールダンサーは、痩せた肉体だからこそ痛感させられる悲哀を表現していて素晴らしい。高良君は今イチオシの俳優ですが、役によって雰囲気が一変するトコロが素晴らしい。いつまでも驚きを与えてくれると嬉しい。

「忍たま乱太郎」
監督:三池崇史 主演:加藤清史郎
三池!やりよった!わろたー!ホントにずーっと笑ってました。めっちゃ面白い。騙されたと思って観て欲しい。アニメを知らないと面白さ半減かもしれないけど、食堂のおばちゃんとか山本シナとかよくぞキャスティングしたなってカンジ。CGも、今こそ張り切って入れないとね!と思える場所に次々投入で、これぞ三池だと感動。「ヤッターマン」より断然こっちの方が面白い。古田さん最高。

「セカンドバージン」
監督:黒崎博 主演:鈴木京香、長谷川博己
内容は特に好みではないのだけど、風景が映像に溶け込んでいてキレイだった点と、長谷川くんの脱力気味な演技と幸薄そうな雰囲気がステキだった点とでお気に入り(どんなん)。深キョンの役どころも嵌まっていて良かったです。しかし、オンナって色んなイミでまだまだ弱い生き物なんだねー。実はオトコより強いんだけど、世間の扱いは弱いね。

「夜明けの街で」
監督:若松節朗 主演:岸谷五朗、深田恭子
これまた不倫モノ。しかし、原作を読まずにハードボイルドな雰囲気を想像して観た私は、見事予想を裏切られた次第です。そりゃそうですよね、東野圭吾だもんね、ミステリー色がないワケない。ネタバレになりますが、仕組まれた不倫だと知った時はヒエーと慄いて椅子から落ちそうになりました。それくらい衝撃。評判がよろしくないようですが、私にはなかなか面白く、大根役者の深キョンも嵌まっていて良かったです。

「SP 革命編」
監督:波多野貴文 主演:岡田准一、堤真一
ドラマ版から続く「SP」の結末編です。コレで尾形さんの野望が終焉となるワケで、尾形ファンにはたまらん展開にはなっています。が、期待していた程には面白くなかったというのが実際の感想。国会議事堂占拠までの流れの良さはナンだったんだー?後半に活かされていない!テロにしたって、あそこまで伏線を張り巡らさなくてもイイんじゃないかと思うし、奇を衒い過ぎて迷走の一歩手前感あり。堤さんはめちゃくちゃカッコ良かったし、アクションや装置などは素晴らしかったのでランクインさせました。映画版を観た後にドラマ版の尾形さんを観返すと、表情や佇まいなどの一挙一動にゾッとさせられるよ。

「コクリコ坂から」
監督:宮崎吾朗 主演(声):長澤まさみ、岡田准一
単純に好きなんです、こういうテイストが。港町という舞台背景然り、時代も然り。血縁関係のからくりは韓流ドラマか!と思いつつ、無事に通過してスッキリ。音楽も映像もとてもキレイでした。香川さんの声にも満足。

「探偵はBARにいる」
監督:橋本一 主演:大泉洋 松田龍平
バイオレンス色が強すぎて途中何度か気分が悪くなりましたが、探偵さんがオサレでイケていて痛快。ススキノの街並みも渋く、オトナのムード満載。一歩間違えたらピンクモノといった雰囲気も好き。高嶋弟の怪演が光っていました。推理していく過程で気付きはしたけれど、どんでん返しも意外性と盲点を衝いてヨシ。


【洋画トップ10】
「ヤコブへの手紙」(フィンランド)
監督:クラウス・ハロ 主演:カーリナ・ハザード ヘイッキ・ノウシアイネン
文句なくコレが今年度ベスト1です。未だに覚えている、観終わった後にジーンと押し寄せる感動の波。久々にジーンときました。生きるとは何か?何を以って悪と言うのか?聖人とされているヒトは善意の塊で、悪意は全く持ち得ないのか?宗教的で手垢がついた設定ながら、長くないストーリー展開の中にひと捻りあるため、全く退屈せず。とても切なく、ヒトクセもフタクセもある物語ですが、観る価値は充分。生きる意味を静かに探したいヒトにはオススメです。

「黄色い星の子供たち」(フランス/ドイツ/ハンガリー)
監督:ローズ・ボッシュ 主演:ジャン・レノ
実話ではなく史実をもとに忠実に描かれたヒューマンモノ。胸に痛いです。これまでもナチス政権とヒットラーの残虐非道ぶりはあらゆる場面で様々に描かれてきましたが、長期支配下においてまだまだ知られていない残酷な事実や、ピックアップされていない犠牲者、幸福を目指して尽力した有識者等が数多くいるというコト、そして歴史的事実としての重みが改めて伝わってくる意欲作だと思います。ジャン・レノのこういう役、私はあまり印象になくてすごく新鮮。邦題のセンス、素晴らしい。

「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」(アメリカ)
監督:スティーヴン・スピルバーグ 主演(声):ジェイミー・ベル、アンディ・サーキス 
フルCGの3Dアニメ。ファンタジー色濃厚!スリリング、アクティブ、アグレッシブ、ドリーム!ほぼ全編アドベンチャーで、クライマックス感に満ちています。メリハリもあって、観終わった後はスカッと爽快。スノーウィもカワイイー。観るべし、観るべし!劇場で観るべし!まだ間に合うから。

「英国王のスピーチ」(イギリス)
監督:トム・フーパー 主演:コリン・ファース
アカデミー賞総なめで、予告編の見せ方は実に素晴らしく期待充分、下馬評高しの風格で上陸した割には、手堅く地味にまとめられた映画だなという印象。ただし、実話なだけに胸に訴え迫り来るものはありました。特にジョージ6世のバックボーンは興味深く。内気、癇癪持ち、吃音症と苦難3拍子揃った主人公を見事に体現したコリン・ファースもさることながら、ジェフリー・ラッシュの演技が秀逸でしたね。いちいち面白かったー。

「白いリボン」(ドイツ/オーストリア/フランス/イタリア)
監督:ミヒャエル・ハネケ 主演:クリスティアン・フリーデル
カンヌ国際映画祭パルム・ドール賞受賞。物凄く怖いです。ひたすら心理戦です。時代背景から場所から登場人物の放つ言動から、とにかく暗くて抑圧的で後味が悪い。刺すようなヒリヒリとした展開を美しいモノクロ映像と描写で綴っているので、余計サスペンス色が濃くなって背筋がゾッとします。一見、カタルシスが味わえない印象ですが、きちんと落として結末に向かっているのは鬼才ハネケ監督ならでは。

「塔の上のラプンチェル」(アメリカ)
監督:ネイサン・グレノ、バイロン・ハワード 主演(声):マンディ・ムーア
フルCGの3Dアニメです。ディズニーアニメが私に嵌まるのは当たり前なのだけど、コレはもうビックリしました。グリム童話の「ラプンチェル」をこうアレンジするかー!って。原型しか留めていない。ていうか、最早モチーフしか取り入れていないんじゃ?夢と愛と希望に満ちつつ、スリリングでスピーディーに繰り広げるストーリー展開に拍手!ハラハラしました。

「クレアモントホテル」(アメリカ/イギリス)
監督:ダン・アイアランド 主演:ジョーン・プロウライト
心温まるハートフルドラマ。ベテラン女優のブロウライトがイイ味出してます。外国のホテルに長期滞在なんてしたコトのない私が言うのもヘンだけど、真にヒトリを好むならこういうカタチのホテル住まいはすべきではないよなあと。ヒトとの関わりを絶ちたくないという思いが根底にないと、共感は出来ない内容だと思いました。ロンドンの文化や思想は時代を経ても変わらず格式的で退屈ですね。大好きです。それにしても、日本公開が5年も後になったっていうのが不思議で仕方ない。

「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」(イギリス/アメリカ)
監督:デヴィッド・イェーツ 主演:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント
ファンタジーの苦手な私が全作スクリーンで見届けた快挙!しまいにはフライヤーを見るだけで泣けるくらいポタリアンになりつつありましたが、この最終章は半ば拍子抜け!単調で暗いまま終わってしまいましたねー。仕方ないのだけど。それでも、10年間、この超大作を観続けて、ラストまで無事に観終えたコトへのオマージュとしてランクインさせます。ヴォルデモート卿を演じたレイフに乾杯!レイフが途中から出てこなければ、きっと観るのを辞退していたと思うわ。

「わたしを離さないで」(イギリス/アメリカ)
監督:マーク・ロマネク、主演:キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイ
原作ファンには賛否あるだろうけど、私はカズオ・イシグロの世界観を崩さず新たな作品として息吹いた映画版を評価したいと思う。ミステリー仕立てなので入り易いし、もどかしい青春時代を生きる主人公達が運命に翻弄される様を残酷なまでにリアルに描いていて分かり易い。3人の若者の関係性をつまびらかにしてゆく構成も絶妙。重いと拒否すれば全く入ってこない。フラットなキモチで鑑賞すれば真実が見えてくる。そういう作品。イギリスの田園風景はキレイですね。

「トゥルー・グリット」(アメリカ)
監督:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン 主演:ジェフ・ブリッジス、マット・デイモン
他でもないコーエン兄弟の大ファン故、無条件にランクインなのですが、それにしても今回はちょいと遊び過ぎの感が否めず。リメイクっていうのもなんで今更?だし。駄作と評したくなるキモチも分かる。それでも、痛快な西部劇ではありました。導入部分からの少女の描き方であるとか(異質感を募らせる!)、少女の無謀なまでの勇気であるとか、偶然にも共謀して復讐劇に関わるコトになったオッサン達とのやり取りだとか、無法者であるとか、ちょっとした人物の描き方や流れが軽妙で、コーエン兄弟らしい運びと言えよう。


【洋画・邦画合体ワースト9】
「SPACE BATTLESHIP ヤマト」
監督:山崎貴 主演:木村拓哉
あーバカバカしい。謝れ!原作ファンに謝れ!幾ら山崎監督だからって許されないコトもあるわ。

「愛する人」(アメリカ/スペイン)
監督:ロドリゴ・ガルシア 主演:ナオミ・ワッツ
愛するヒトが出来ただけで優しく母性溢れる女性へと変貌を遂げていくという部分には同情できない。いわば、物語の軸になる部分ですね。オンナはそんな単純なのか!?と、ずーっと自問自答していました。

「ブンミおじさんの森」(イギリス/タイ/フランス/ドイツ/スペイン)
監督:アピチャッポン・ウィーラセタクン 主演:タナパット・サイサイマー
退屈でした。狙っているのだろうけど、結局ナニが言いたいのかよく分からずじまいだった。そもそも死を扱うファンタジーを描き、それを理解させるコトは非常に難しいと私自身が思っているせいもあり、自己満足!?と否定的な目線で入ってしまったから余計か。精霊や幽霊が当たり前のように存在する世界なんて、映画のモチーフとしてもキライなのだ。カンヌ国際映画祭でティム・バートンに絶賛していたから期待したのだけど、パルム・ドール賞かー、うーむ。分からん。

「GANTZ」
監督:佐藤信介 主演:二宮和也、松山ケンイチ
途中、屋根の上の追いかけっこがコントみたいで可笑しくて可笑しくてずーっと笑っていました。CGがちゃちい!一体なんだったんだよ、あの追いかけっこは。要る?みーこが低音でイキって頑張っていて、猫背もそれなりにビシッとしていて一応筋肉も付けていて、「大奥」と同時進行で頑張ったんだよなーと目頭は熱くなりましたが、ただそれだけ。結末もキラーイ!

「ガリバー旅行記」(アメリカ)
監督:ロブ・レターマン 主演:ジャック・ブラック
ジャックブラック主演のコメディってコトで期待し過ぎたのかもしれない。アドベンチャー色もそれほどではなく、実に無難なファミリー映画でした。もっと奇想天外でも良かったのでは?

「岳 -ガク-」
監督:片山修 主演:小栗旬、長澤まさみ
マンガやね。こんなモノをお金かけて作っているようじゃあ、邦画界も程度が知られるね。

「SUPER 8/スーパーエイト」(アメリカ)
監督:J・J・エイブラムス 主演:ジョエル・コートニー、エル・ファニング
陳腐で期待ハズレ。家族間の誤解と愛情の交差部分は現代に充分通じるのでまあヨシ。エンドロールの8ミリ映画のために本編が存在すると思ったら気も楽に。8ミリ部分は腹の底から笑えた。

「アンフェア the answer」
監督:佐藤嗣麻子 主演:篠原涼子、佐藤浩市
コレはヒドイ!ドラマファンをバカにするにも程がある。だいたい、雪平はどれだけスーパーウーマンなんだよ。ありえん展開にイライラが募る。壮大な展開も結末はお粗末だし、伏線は中途半端だし。怒り心頭!

「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」
監督:ルパート・ワイアット 主演:ジェームズ・フランコ、フリーダ・ピント
いやー、コワイんだけどね。なるほどなーと思う部分も多々あるのだけど、やり過ぎやろというコトで。お腹イッパイやし、後味は悪すぎるし。しかしながら猿のCG技術は素晴らしい。



ざっとこんなカンジです。ベスト10にランクインしないまでも、園子温監督の「冷たい熱帯魚」(でんでん氏の悪役ぶりが狂気!)、話題作の「ソーシャルネットワーク」「ブラックスワン」「ヒアアフター」なども印象深いですね。どれも、観た時にはドーンと響いて感じるモノはあったのだけど、年間を振り返るとそこまでではない、みたいなね。園子温監督に至っては、「紀子の食卓」で(良い意味で)裏切られて以来もう怖くて怖くて、観る前から相当身震いするのだけど、でも観たいーみたいな。中毒か。そんなカンジで他にも印象深い作品は沢山あります。

今年は邦画より洋画の方が好みでした。深く重く静かなテーマが多くてよかった。
なんか、書き落とした映画もあるかもしれないー。一応、全て劇場で観ました。今年も100本達成しました!(DVD鑑賞含む)。

邦画の勢いが落ちてきている感があるので、来年は奮起して欲しいなあ。震災による日本復興も掲げているコトだしね!
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  [ こんな探偵がいるBARに行きたい。 ]
2011-10-18(Tue) 23:50:10
映画「探偵はBARにいる」が早くも第2弾制作決定だとかで、実にめでたい。洋ちゃんがいばりくさっている画が見えてくるようですが(イメージ)、周囲にも「面白い」とかなり評判上々。主に、メンズにウケが良いカンジ。

遅ればせながら私もやっと観てきました。

こう見えて痛いコトとか酷いコトとかが苦手なので、バイオレンス色濃厚なシーンの数々には弱冠辟易。
目も当てられないレベルの残虐カットが相次ぐと、瞑想に耽らざるを得ない。そんな時間が何度か訪れたものの、テイストは結構好みでした。こういう世界にはとんと縁がないけど、なんか渋くてイイなー。憧れるなー。実際にはかかわりたくないけど。舞台背景も色味も何処となくセピアっぽくてセンチメンタルで、掠れた裏社会にまみれ、危険スレスレの世界で生きている主人公が、更に暗黒ゾーンに足を踏み入れつつピュアな恋もしつつ人情味も見せつつ、謎に迫っていくサマが痛快。強いし、でもちょっとドジだし、オンナに弱くてルパン的な魅力もあるし。どんでん返しで終盤に運んでいく展開も、映画のプロにとってはお約束かもしれないけど、なかなか読めないレベルの範囲で面白かった。

私は推理小説マニアで、自分でも物語を作るせいか、自分ならどうする?どう書く?どうオチをつける?と思いながらハナシを追うのが無意識のクセになっているのですが、最初、集団で女の子を襲うシーンで「ん!?」と引っ掛かっていて、ずーっと「ん?」「ん?」と考えながら筋を追っていたため、今回は物凄く早い段階でなんとなく筋が分かりました。ヒロインを悪に仕立て上げようとし過ぎているキライもあったので、中盤から確信してしまった。
展開は、全く分からない時もあるし、今回みたいなコトもあるし、まちまちではあるんです。オチが読めたからイイとか悪いとかではなく、オチが読めても充分楽しめるような映画にしてくれないと。この映画は楽しめるクチで、しかも映像の面白さかな、ちょっとずつヒントをちりばめてくれていたので、分かり易かったし発見するのが楽しかったし、すごく親切だなあと思いました。

洋ちゃんは探偵役が似合ってるね!シニカルでナルシストでユーモアリスト。洋ちゃんにピッタリ。
助手役の松田兄もイイ味出してました。なんだろう、このヒトってやっぱスゴイ。七変化。
最近の松田兄出演作品は、「まほろ駅前多田便利軒」「蟹工船」「劒岳 点の記」「誰も守ってくれない」「ハゲタカ」と、結構観てるんだなあ(まあ、そもそも映画をよく観るからだけど)。どれもこれも雰囲気が全然違うのね。主演じゃなくても印象が強い。「御法度」で出てきた時はブッサイクー!と叫んだモノですが、イイカンジにトシを重ねたね!弟クンより全然イイよ。ニャオちゃんはメロメロだったよ。あと、吉高由里子ちゃんの使い方が贅沢ー!すげー!

しかし特筆すべきは高嶋弟の怪演でしょう。まー、すごかった!怖かった。ビジュアルもスゴイけど、笑い方とか超不気味で、キモチワルー。なんか、ホントに狂気を感じました。
最初、ニャオちゃんは高嶋弟だと気付かなくて、また変わった俳優が芸能界に出てきたんだなあと思ったらしい。高嶋弟だと気付いて「えーーーーー!」って心底驚いたらしい。こりゃあスゴイ。正体がバレないなんて、それだけ巧いってコトだよね。姉さん!ニャオちゃんは未だに「ホテル」のイメージが拭えないらしいよ。高嶋弟、いつまで姉さん?しかし、最近の弟ははっちゃけていてイイカンジだよ。

しかし、高嶋弟(の役)があまりに残虐だったため、別に夢を見たワケではないのに早くもうなされそうになったワタクシ、ワゴン車が追いかけてきて、目の前に停まって、中から降りてきた黒ネイルの高嶋弟にバンと撃たれたら一発KOだと想像するだけでヒジョーに怖いので、その夜はタクシーで帰るコトにしました。タクシーを降りて部屋に入るまで、茂みの中から銃を構えた誰かが出てくるんじゃないかとビクビクしたよ。相当怖がり!でも観たいの!


ところで、予告で観て以来、「ミッション 8ミニッツ」が観たくて観たくて仕方ありません。「映画通ほど騙される」と謳っているのにもそそられる。
当方、映画通と呼べるレベルではないですが、だいぶ映画好きですからして、自分が騙されるのか騙されないのかが相当気になります。それだけのために必ず結末を目にしてやろうと思っております。映画ってステキだな!
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  [ ツレうつ。 ]
2011-10-14(Fri) 23:58:02
「ツレがうつになりまして」、あおいちゃんの可愛さにつられて観てきちゃった。幾らキャストが爽やかだからって、内容が内容だけにどうかなーしかも実話だしーなどと怯えていたのですが、思ったより重くなかった。うつとか引きこもりだとかに昔からとんと縁がないせいか、そういう類のテーマに抵抗があるんですよね。近しい友達にも家族にもうつや引きこもりは存在しなくて、太陽みたいにカラッと明るいヒト達に囲まれているので、うつ=弱い人間みたいな偏見を持ってしまいがち。でも、この映画を観ると、どんな人間の心にもうつの材料は潜んでいて、メンタルの強弱に関係なく、突然やってくるものなのだなー怖いなーと改めて思った。スーパーエリートほど余計に危険性を孕んでいるってかー。うーむ。では、やはりニコ家のヒト達は関係ないかもしれない。

それにしても、妻は強い。夫の発病を機にどんどん成長していく妻。夫を励まし、叱咤し、誠心誠意ケアする。経済的にも支える。物凄く逞しくて優しい。惚れてしまうよ(カワイイから余計)。この妻が実在するっていうのだから驚きます。オンナは強いのよね。私も同じオンナだけど、この妻みたいに尽くせるかどうかは甚だ疑問。ていうか、多分ムリ。そんなコトより、自分がうつになったとして、誰もケアしてくれないのだから、一体どうなってしまうのだろうと不安が過ぎりました。心身ともにいつまでも健康でありますように。

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20081010084540.jpg久しぶりにお好み焼き屋Yの4種のチーズフロマージュ焼きを食べてきましたー。

目の前の鉄板で焼いてくれるパターンのお店へ。
消防法のカンケイで、予め焼いてから持ってきてくれるお店もあって、そこの店内の方が広くてキレイなんですが、目の前で焼き上がっていく過程を眺めるコトもお好み焼きの醍醐味なんだよなー。

チーズが濃厚で、ものすっごく美味しかった。久々なので余計美味しく感じたという。

チーズを揃えれば家でも出来そうですよね。今度試してみよ。

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  [ 映画館の喜劇。 ]
2011-10-12(Wed) 23:22:43
会社を早退して観てきました、「神様のカルテ」。

櫻井の演技力には元々あまり期待していないし、内容もまったりしてそうだし、観る前からかなりハードルの低い状態。それが幸いしてか、思ったより良かったなーという印象です。モジャモジャ頭も段々見慣れてきて違和感なくなった。現代なのか、ちょっと前の時代なのか、一瞬分からなくなるくらいレトロな箇所も多々あって(きっとそれは櫻井の髪型の影響)、いつの時代やねん?としばしば思いましたが、様々に張ってある伏線が一見無関係のようで実は繋がっている…というトコロも好みで良かった。娯楽大作やSFは別として、こういうヒューマンドラマって、繋がりが複雑過ぎたり、テーマやメッセージ性が皆無だったりすると、イーーーーーッ!!ってなるけど、テーマが明確だとイイですね。展開も分かり易かったし。彷徨える主人公が不器用に生きる日常の中で次第に答えを見つけていくといった筋書きが如何にも邦画らしく、不器用な櫻井にも合っていてなかなかステキでした。

あと、妻役の宮崎あおいちゃんがカメラマンという設定だったカンケイで、コレでもかコレでもかと風景美を出してきたのがまた良かった。長野県の山間の景色がキレイで、特に朝日や夕日の情景が見事だったー。少々時間を割いてでも風景をパノラマ的に見せるのが映画の醍醐味ですよね。雄大な自然で培われる医師の理想や精神が見て取れるようでした。描き方もヨシ。「ゴールデンスランバー」の時も思いましたが、この監督はなかなか良いなあ。

ところで、途中何度か中弛みする箇所があって、まったりスクリーンを観ていると、隣りから寝息が。
まさか?と思い、ふと見ると、ミドリーヌが天を仰ぎクチを半開きにしてお休みになっているトコロでした。

えーーーーー?寝るーーーーー?早番で疲れているのかミドリーヌ!!まあ充分寝られるようなまったり感やけどもー!!
しかも、上を向いて寝るーーー?クチに飴ちゃんでも放りこんだろかーーー。

と思いつつ、寝ているミドリーヌはやっぱり小動物のようでちょっと面白かった…、いや、可愛かったので、そっとしておきました。

数分後、誰かの携帯電話のバイブ音が短く鳴り、それと同時にお目覚めしたらしく、モゾモゾ身体を動かし始めるミドリーヌ。

おお起きたかーと思いつつ、携帯電話のバイブ音に「誰やねん!切っとけや!」とキレつつ、また映画の世界に戻っていたのですが。

その後、何度も何度も鳴るバイブ音に(恐らく5~6回、いやもっと鳴った)、イラーッ。

タイミング良く斜め前の席のヒトが携帯電話を開いているので、「オマエか!!」と呪いをかける勢いで睨みを利かせて、何とか映画に集中。

控え目な音&短いバイブだったので、かろうじて不快ではなかったけれど、公共の場…ましてやエンタメの場では電源切らんかい!せめてマナーモードでサイレントじゃ!

定期的に繰り返されるバイブ音に、とても面白かった“ミドリーヌの森でうたた寝事件”はすっかり忘却の彼方、終わるや否や、映画の感想もそこそこに、「つーかさー、バイブうるさかったよなあ!」とミドリーヌに同意を求める私。すると、てっきり「うるさかったー!」と言ってくれると思いきや、

「ゴメン……アレ、私」。←えなりかずきばりに眉毛を下げて申し訳なさそうに読んで下さい。

!!!!!!!

「てめー!いい加減にしろよー!」と胸ぐらを掴んだのは言うまでもない。この時の力関係は言わば、イノシシに襲われたモグラというトコロか。

物凄いすまなさそうに苦笑いしても許さんぞー!テヘッ、ペロッ、とかしても許さんぞーミドリーヌ!

いやー、まさか、寝る(withちょっと大き目の寝息)、携帯電話を鳴らす、この2大迷惑行為を櫻井の映画でやってのけるとは、さすがミドリーヌ!さすが櫻井!!マナーに厳しいカッパ嬢がいたら、こっぴどく叱られていたであろう(寝るのは叱らないケド)。

因みに映画館は非常に暑かったので、集中力が途切れてしまったのもムリはない。が、しかし、携帯電話のバイブ音は1回目で何とか出来たハズであろう?と聞くと、

「何とかしようとしたけど、暗がりで分からへんかってん」。←えなりかずきが困ったカオをしている風に読んで下さい。

………電源を切らんかい。電源ボタンは分かるやろがいー!

暗いとはいえ開くとボタンが点灯するのではなかろうか?普段使っている携帯電話の電源ボタンすら分からなかったとは。嗚呼、ミドリーヌ。誰か、ミドリーヌに良い眼科を教えてあげて下さい。
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  [ メインディッシュ。 ]
2011-08-20(Sat) 23:47:21
数日前、「スーパー8」を観てきた!これまた公開終了ギリギリに。

SFとか話題作とか大作とかにさして興味ない私ですが、巨匠は大好きなので、スピルバーグに敬意を表しながら観たものの、ずっぽし面白いとは言えんかった。ニャオちゃんなんか期待ハズレにご立腹だったのか、観終わった後に暗がりで私を睨む始末!オマエガサソッタンダロガー!暗がりで線のような目がキランと光るサマは真夏のホラーかと思ったよ。
まあ、結末はしょぼかったけど、序盤から中盤にかけては謎の展開にワクワクして楽しめたよ。親子の心理も結構好きでした。

が、しかし!本編終了後にエンドロールで流れた8ミリ映画の面白さよ!パネエ!コレ観るためにもいっぺん観てもイイと思えるクオリティだった。あー愉快。
電車コロコロとか、お約束のモンスターとか、しょっぼいバクハツとか、しょっぼい死ぬシーンとか、あーもう最高!憎たらしー!スピルバーグは本編よりもこっちの方がむしろやりたかったんじゃ…?このために本編で色々伏線を張るのに忙しくて本編いい加減になっちゃったんじゃ…?と疑うほどでした。いや、天才。

スピルバーグはナニやらカオスだかカルマだかを地球人に教えるために宇宙から召された人物だ、などとニャオちゃんが帰り道でほざくので、私自身はものすっごく共感なんだけど、こんな時代だし、大きい声で言わない方がイイよと注意しておきました。私の周りには私以上に怪しい思考の人物がワンサカいる。
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  [ 手っ取り早く感性を磨く。 ]
2011-05-12(Thu) 23:59:11
最近またDVD観賞を復活。洋画熱再燃ってコトで観た映画を記録しておきます☆
何れも劇場で見逃したモノばかり。そしてちょっぴりマニアック。

「譜めくりの女」
以前、映画館の予告で観て気になっていたのだけど、観る機会がなかった作品。

予想以上に面白かった!!
予告編を観ただけでは執念深さの真意を理解しづらかったのが、さすが本編では心理描写が繊細且つ緻密に描かれていて、感情移入は出来ないまでも容易に理解させるくらいの説得力があった。

人間って怖いなーとつくづく思う。
若くて美しいデボラ・フランソワの悩ましき魔性振りがもう、くらくらするくらい魅力を放っていた。若さはそれだけで罪だ。
水着シーンはサービスですか?
オンナの私でも鼻血ブー(古っ!)。あらゆる面で堪能した!

メラニーに翻弄されるピアニスト役のコリーヌ・フロ、達者過ぎてスゴイとしか言いようがない。

「ハンティング・パーティ」
不謹慎なようですが、ワクワクして最後まで楽しんで観られた作品です。病んでいるアメリカと言いつつ、こんな映画を作れてしまうのはアメリカならでは。懐がデカくて、一言でいえば「痛快!」。

リチャード・ギアはイイなぁ!と改めて思った。ステキ。お尻をひょいと出しちゃうのも良い(さっきから変態チックな感想ばっかですが)。

テレンス・ハワードもイイですね。キラキラした瞳に吸い込まれそう~。

「トゥヤーの結婚」
洋画を、特に発展途上国の映画を観ると、この世が如何に広く、如何に自分が小さいのかを痛感させられる。
色んな生き方があるけれど、選択の余地すらない環境下にあるヒトもいるワケで。
そういう風土や文化の違い、考え方や生き方の違いを映画から学ぶのもまた楽しいのです。

この作品では、家族愛を描いているというより、トゥヤーの生き様を淡々と描き出しているとしか感じられなかった。というのもトゥヤーには選択する隙がない気がしたから。
唯一の働き手である彼は、生活のために日々をひたすら消化するのみで、考える余力や時間など与えられていない。
なんだかとても切なく見えた。

枯渇する砂漠は寒々としていたけれど、乾燥した空気の音、トゥヤーの頭や顔を覆う布の色が砂漠に浮かび上がる光景はとても美しかったです。トゥヤー自体も美しかった。

あのラストについては悲しいと思わない。この映画を観た世の女性の大半が同様に感じると思う。

地に足のついた強さを持たない私は、結局は現実を受け入れる大地のオンナに惹かれる。そして大地のオンナとは、決してモンゴルに限定されない、日本の大地のオンナのコトでもある。

「タロットカード殺人事件」
ライトテイストで娯楽作品のカテゴリーに入るモノですが、何の何の、完成度の高い、素晴らしい娯楽作品でした。
とにかくロンドンを舞台にしているというだけで無条件で贔屓してしまう。完全にシャーロキアンらしい考え方だと思う、我ながら。レイフの影響もあるけど!
スカーレット・ヨハンソンとウディ・アレンのコンビがとってもイイですね。「マッチポイント」では出番のなかったウディが、スカーレット・ヨハンソンのムッチムチパワーを得て、息を吹き返したように喋り、動き、大活躍!
とても洗練された、エスプリも効いた、楽しい作品でした。

「それでも生きる子どもたちへ」
7人の監督による、様々の国の、様々な恵まれない環境の中で生きる子供たちを描いたオムニバスです。

普通、オムニバスというと“外し”作品が含まれているモノなのに、この映画に関して言えばどれもコレもとても良い内容で外しがなかった、というのがまず特筆すべきトコロ。野性味溢れるやる気と元気をどの子も持っている。一生懸命生きる命、スゴイ!

ルワンダの、セルビア・モンテネグロの、アメリカの、ブラジルの、イギリスの、イタリアの、中国の。
人を撃ったり物を盗んだり人を欺いたり、善悪以前に、それしか生きる術のない子供たちなのだ。ただ、その悲哀を強調されているワケではないので、そこに悲壮感はない。
とにかく、今を生きる子供たちの姿が淡々と、しかしながらエネルギッシュに描かれる。そこがとても良い。

その国の事情がどうあれ、我が国であれ、未婚であれ、「相手が大人である」コトは子供にとって抗いようのない「環境」なのだと改めて問題提起された気がします。そして子供は必ずオトナになる。



洋画を観ると、遠いトコロにある現実に何かしら直面せざるを得ない。
考えざるを得ない。
私欲まみれの中で生きる自分を恥じて落ち込んだりもして。でもすぐにケロッとする(サイテー)。
だから、映画好きとは言いつつちょっぴり洋画が苦手なのかもしれないですね。


さて、今日はこれから「上海の伯爵夫人」を観ます。そうです、久しぶりのレイフ祭り!ワッショイ!!
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  [ 感情と言語。 ]
2011-04-22(Fri) 23:03:08
日にちが前後しますが、やっと「英国王のスピーチ」を観に行けた!ここのトコロ、ホントに忙しくて、心に余裕がなくて、映画を観にわざわざ劇場まで足を運ぶってコトが容易に出来ずにいた。…と言ってもこの間劇場に行って2週間経つか経たないかだから、フツーは「結構行ってるよねー!」の世界なんだけどね。私にしてはのハナシ。

映画の感想は…、ああスゴイ。ナンだかスゴイ。役者さんも凄ければ、コレが実話だってコトもスゴイ。過程も!諦めない精神も!アカデミー賞受賞をすんなり受け入れられるくらいに、とても上質で温かい、優しくて深い作品だった。最近の洋画では文句なしにナンバー1。

こんなに胸が熱くなったのだから、この想いをブログにアップしたいと思って数日経過。

思い返せば、言葉の壁にぶつかる時はいつもそうなのですが、何故だか最近は、以前のように映画について気軽にアップ出来ないでいるのです。

常に月間5~6本は劇場で観ている映画も、家でまったり観賞する分も、どれもすぐに感想をアップするつもりだったし、今年に入ってからで言うと、とても感動した「ヤコブの手紙」も「武士の家計簿」も「洋菓子店コアンドル」も「あしたのジョー」もすぐにアップする予定だった。

だけど、していない。

単に体力不足・気力不足なのかと思っていたけれど、どうも違うみたい。

ふと気が付いてしまった…。

伝えるべき言葉が枯渇しつつあるのだー。

コレはもう、すごくショック。ボキャブラリーに苦しむとかではなく、言葉が浮かんでこないっていうのが私のとってはもう。完全に勉強不足&読書不足だと実感。急にモリモリ本を読み出したりして。

そんな自分が何となく恥ずかしくあり、また重荷にもなって、書く気が起こらないのです。

そんな中、ヒトサマのレビューを読むと、皆さんうまいコト言うなあと感心する。私の過去レビューを読み返すと、自分っぽいなあと逆に飽き飽きした気分になる。

本を読んだりヒトサマの文章に触れたりすると、なんとなく、以前と全く違う文章を書ける自分になれるのではと思ってしまう、誰かの真似をしてカッコよく何かを述べたいと思ってしまう。そんなありもしない才能を欲して己と闘っているのだ、私はきっと。

「ただただ心が突き動かされた」。

いつでも伝えたいのはそのコトのみなのだけど、根拠や解釈が出来ないとやる気を殺がれる。

元々そういうタイプじゃん。それでイイじゃん。

何かをしたいのに出来ないもどかしさ、という点では、英国王とかなり被るモノがある。無理やり共通項でこじつけて、感動を胸にしまっておこうと思います。今回は。
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