「キャバレー」観てきました!いやあ、今更ながら波乱に満ちた物語だった。
藤原さんの舞台を見るのは二度目、以前も思ったけど、存在感と自信に満ち溢れて、堂々とした女性だなあという印象。但し、一方で、風情の感じられない女優さんであるという印象も拭えず。一本調子で常に肩に力が入っているカンジで、観ていてしんどくなる部分もあり。もう少し、緩急付けばいいのにと思いつつ、舞台女優ではなく付け焼刃なのだから、そんなコトを求めても仕方ないかと諦めモードで観ていました。主演作としては今回の役は少しムリがあるような。だって、歌姫って……!!歌……姫と呼ばれるような説得力がなーいー。私の方がうまーいー。前作の木の実さんや小堺さんもそうだけど、今回も脇にだいぶ助けられていますよね。大きなカンパニーの主演って、主演自体に大技小技が要るような作品は稀で(主演者に力量がかなりあり、最初からそのように創られている場合は別)、カリスマ性とか存在感とか知名度などがあれば、そして脇が達者なら、それなりに見られるモノなんだなと再認識しました。藤原さんは確かに、しつこいようだけど存在感抜群だし、セクシーでド迫力で、それだけで充分に観客を魅了するだけのモノがあるなあとは思います。どちらかというと、好きな女優さんですが、いつも一生懸命過ぎるのが良くもあり悪くもあり。風情は資質として持つモノだから、欠けているヒトに対して持ち味として期待するのはお門違いだと思うけれど、それはそれとして、良いイミで力が抜けてきたら、もっと舞台馴染みが良くなるだろうにと思います。今回は演出がイケコだから観に行きましたが、そうじゃなければ行かないだろうな。
そう、演出はイケコ!!やっぱりアナタは天才や!!
演出センスは勿論、ちょっとした照明、転換、配置、台詞の間、全てが計算し尽されているであろう、鮮やかで飽きのない空間が繰り広げられるイケコの演出作品は臨場感がハンパない、ただただ私は尊敬するばかり。Oリンとはまた違った尊敬のカタチ。鬼才で、奇才、緻密やね。あの世界の宝やね。しかも縛りのない世界だと、よりイキイキとイケコの個性が光ってくる気がするわ~。でも辞めないで欲しいわ~。

珍しく同行者が主張するので、リクエストに応えて帰りに塩ラーメンを食べて来ました。
鶏がらスープがさっぱりしていてイイお味。細麺なので味が余計にしみ込んで美味し~い。
ラーメンはあまり食べないのですが、食べるとなると豚骨か塩派なんですよね。最近はコッテリしたモノとサッパリしたモノとを交互に食べたくなるカンジで、尚且つ今月もまた地味ぃ~にPMSが始まっているので、めちゃくちゃ食欲旺盛。
先週の今頃はウィルスにやられて死にそうだったのに、ウソのよう。やはり健康がイチバンですね。心身共に健康で、毎日元気に頑張っていけたら幸せだなと思います。