Cheap chic!~日々本能のまま~

「生活は簡素に理想は高く」をモットーに、毎日楽しく生きています。基本的に亀更新です。
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  [ 甘い蜜の代償。 ]
2010-03-03(Wed) 23:54:34
091114_coraline_main.jpg全てが理想通りに生きられるなんて都合の良いハナシがあるワケない。必ずその代償はある。ヒトは何処かしらガマンしながら、家族と、友人と、他人と、そして環境とうまく調和しながら帳尻を合わせて生きている。そして、どうしようもないコトやどうにもならないコトを体感していくうちに、上手に消化する術を覚えていくモノである。

「コララインとボタンの魔女 3D」を観終わって思ったのが上記のようなコトです。更に補足。

人生バラ色ばかりではない、良いコトのウラに悪いコトあり、楽あれば苦あり、どんな出来事も色んな角度から見れば色んな局面があり、一面に囚われてはいけない。自分で操れないあらゆる両極端に相対しながら自我を鍛え、平凡な日常に喜びや楽しみを見出していくのが人生なのだ。

今更分かりきっている部分ではあるけれど、忘れがちな部分を非常に明確なテーマとして描いた物語で、尚且つちょっとした恐怖感も味わえて教訓を強烈に植え付けられるファンタジーでございました。

原作には出てこないらしいワイビーという少年がなかなか良い味を出していたのですが、何故この役を加味したのかと考えた時に、彼のお祖母さんがワイビーではなくワイボーンと呼ぶクダリにイミがあるのかなという結論に達した次第。

ワイボーン=何故生まれてきたの?

ワイビー=何故存在しているの?

コレって究極に深い哲学ですね。こんな命名ってどうよ。

隠しドアの向こうに拡がる世界、そこに住むボタンの目をした別の両親、ボタンの目をした隣人達。彼ら全てがコララインが望んだ通りの理想的人物であり、その中に包まれる生活は非常に快楽的なモノ。現実では、多忙な両親に構って貰えず鬱屈していたコララインにとって、非常に魅力的に映る。但し、そんな美味しいハナシが条件ナシにいつまでも続くワケはなく、それがワナであると気付いた時には、更なる巧妙なワナに嵌まって逃れられなくなっていた―――。

この物語でイチバン面白い瞬間は、不満を抱いて現実世界からの逃避を考えていたコララインが、思うようにならない現実世界にもステキな局面があるという事実に気付き、両親や皆を助ける為に立ち上がるトコロなのですが、それまでは生意気にしか見えなかったコララインなのに、その勇敢なサマがとても健気に思えて、いじらしくてジーンと来てしまいました。
指南役の黒猫とのやり取りも、ハラハラする一方で、楽しく心温まる部分もあり、コララインがどんなに生意気でもまだまだ子供なのだというコトを実感させられて、微笑ましく可愛くて堪らなくなったり。亡くなった子供達の魂を一生懸命探す場面も凄く良かったです。

表情もいちいち良かった。決してカワイイとは言えない不思議なカオに創られているのですが、それが却ってリアルで分かり易いんですよ。ちょっとしたクチの動きや目の狭まり方などでキモチが読み取れるのは、計算なのかどうか分からないけれど、よく出来ているなあと思いました。「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」の監督作品とあって、良い作品であろうとは予想していたけど、「ナイトメア~」よりこっちの方が内容的にはより好みでした。

これって、ストップモーションアニメの手法で、ヒトコマヒトコマ動かしながら4年くらい掛けて撮影されたそうですね。スゴイなあ。丁寧に丁寧に創られているのだなと思うと、全ての動きをしっかりちゃんと観ようというキモチになります。

特にイイのが、ボタンの魔女の無機質なカンジね。それでいて、猫撫で声の恐ろしいコト。身姿や衣装を含めた豹変ぶりは怖くて怖くて、一種のホラーやん!と思ったりしましたが、魔女が結局ナニモノかは分からないまま。ナンにせよ、哀しい魔女だなという思いだけは残りました。悪者好きとしては、何故そこまでに至ったのか、その背景にも興味が尽きないトコロです。不満を抱いている子供をおびき寄せて、その命を食べて生き永らえるのが目的としても、何の為に生き続けたいのかイマイチよく分からなかったんですよね。まあ、考える必要はナイんですけどね。どうしても辻褄を合わせたいタイプなので、ヒトリで考えて自己解決させたいと思います。

私が大好きなブラックユーモアたっぷりのファンタジーで、とても楽しんで鑑賞していたのですが、やはり3Dメガネが苦手~。鼻ペチャだからズレてきて気になるし、手で押さえながら観ていたので肩が凝りました。3D技術の素晴らしさは重々承知しているのだけど、別に3Dじゃなくてもイイかも~。メガネを掛けなくても奥行きや立体感を自在に楽しめる技術を早く発明して下さい~。
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食に感謝を。HOMEシャーロキアンなのです。

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