Cheap chic!~日々本能のまま~

「生活は簡素に理想は高く」をモットーに、毎日楽しく生きています。基本的に亀更新です。
  [ スポンサーサイト ]
--------(--) --:--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | TB:× | CM:× |
  [ 飄々と愛を贈るヒト。 ]
2011-03-28(Mon) 23:59:21
「WEST SIDE STORY」の新人公演でリフを演じたうん太があまりにも本役のブンちゃんに似ていて、「ナニこの子!!激似!!完コピ!?」と驚いた瞬間が、確か私がうん太を強く認識したキッカケだったと思います。

まだヒヨヒヨナヨナヨしていて、とてもじゃないけど男役っぽくなかった。言動も、クール…とまではいかないけれど少し冷めていて、関東人らしいスマートさとストレートさとを併せ持ち、それでいてやんちゃで甘えん坊ぽくて、如何にもシュッとした現代っ子といった風貌。
こういっちゃなんだけど、やる気があるのかナイのかイマイチ分からないような若手スターだった。

当時、1期上のカヨちゃんと代わる代わる新人公演の主役を務め、バウ初主演もカヨちゃんとのW主演と、うん太は常にカヨちゃんと対比される位置にあった。
周りの評判でいくと、ノーブルな雰囲気で柔らかさと気品をまとったカヨちゃんの方が俄然人気が高かったのだけど、私はうん太の方が好きだった。大好きなブンちゃんに容貌が似ていたから…というのも多分にあったと思うけれど、単に容貌が似ているだけではなく、ナヨナヨヒヨヒヨしていて荒削りなうん太に未知数の可能性を感じていたからに他ならない。
カヨちゃんはとてもキレイで上手だったものの、その頃から芸達者と呼ばれていた同期のキリヤさんやユミオのような大胆さ・奔放さはなく、「カヨちゃんならこのくらいやるだろうな」的な、ある種予想がつく芸風だったのです。すなわち、面白い役者さんではなかった。

成長過程を見られるというのもあの世界の楽しみのヒトツであるからして、「キレイだし、上手だけど、無難だよね」といったタイプは残念ながらファンが増えにくい。

その点でも、うん太が有利だった気がします。天性のスターとしての素質も、僅差でうん太の方が優れていたように思う。

何より、うん太にはハートがあった。コレは昔から変わっていない。

役にハートをこめるのは、古今東西どのタカラジェ●ヌも同じ。歌う時も、踊る時も、役を演じる時も、彼女達は舞台では常にハートを大事にしていると言う。そのように躾けられている。

ただ、うん太の場合、普段が飄々と淡々としているように見えるだけに、舞台上でイキイキ演じている姿が意外で、「この子、面白いなあ」といった印象をどんどん重ねていった記憶がある。

そう。うん太の魅力はギャップ。

今まで演じた中で好きな役を聞かれ、「小野篁」と答えるのもギャップ。
基本的に髪を明るく染めないのもギャップ。
上級生が退団する度に号泣するのもギャップ。
「EXCITER!」のような躍動的なショーを好むのもギャップ。
歯の浮くようなキザなセリフが妙に嵌まるのもギャップ。

色んなギャップ=意外性を周囲に与え続け、うん太は退団していく。

うん太が演じた役では、私も小野篁が断トツに好きです。

オッチーが「静の役。マトブさんには難しいよ」と言ったくらい、本当に静かな役で、耐え忍ぶからこそ悲しみが増し、悲しい結末へと至るラストは何回観ても泣けて泣けて仕方なかった(今観ても泣ける!)。
それでいて心が優しくなれる不思議な作品でした。
観劇歴24年で10本の指に入るくらい好きなお芝居です。

花1に就任した後は、芝居作品にあまり恵まれなかったように思う。ショーも、Dちゃんセンセの作品は別として、あまりパッとしなかった。
そんな中で、「麗しのサブリナ」のライナスはうん太の魅力を存分に引き出したハマリ役だといえよう。意地っ張りだけど優しくて弟思いのライナス。策士が策におぼれるうっかり者の一面あり、恋に不器用なカンジもうん太っぽくて可愛かった。
そして退団作品「愛のプレリュード」のフレディ。まさに充て役と呼べるくらいうん太にピッタリの、軽薄に見えて硬派、口は悪いけれどネは優しい、零れ落ちそうな流し目に気障な立ち居振る舞いなど、これでもかこれでもかとうん太の完成された男役像を放出してくれた役だった。

座付き作者が創る作品は、様々なしがらみの下に成り立っているコトから、必ずしも主演者や組の特性を活かした作品ばかりとは限らない。
うん太は贔屓目に見ても芸達者と呼べないだけに、広い空間を埋めるのは大変だったのではないかと思う。
サクラノさんも去り、途中から新たな相手役を迎えて精神的負担もあったのではないだろうかと、蛇足的に考えてしまう。
そんな環境をモノともしない飄々とした愛らしさがうん太にフワフワとつきまとっている。いつ観ても、ニコニコ楽しそうに、シュッとした様子で何となくチカラを入れ過ぎずに、いい塩梅で舞台に立っているのがうん太だと思う。

何より、キレイなんです。すごくキレイ。クセのないキレイさというのは稀有。このキレイさをターバンで包むお披露目公演って!!客呼ぶ気ねーだろ!んで右京って!バカー!!右京で歌われても!あの透明感のある歌声で右京っぽく歌われてもー!!笑いしか起きねーんだよ!バカー!客入んなくてもうん太だけのせいじゃないわい!

080810.jpgo0430061110547158432.jpg

さすがに「相棒」画像は載せないでおく。右京もヘンだけど、相棒も相当変だから。ソウ君の名誉にかけて。

初観劇でうん太に嵌まったニャオちゃんが(正式には二度目で嵌まったコトになるんだけど)、この間のお月さんを観て、「最初に観たのが野獣のマトブさんだったら嵌まらんかったわ…」と言った点からも、役ドコロが如何に大事かと言うのがアリアリ分かる。

そういうとこ、これからはちゃんと考えた方がイイよ。タカラの持ち腐れしちゃダメだよ、ホント。

初舞台公演が震災の年、退団公演も震災の年と、計らずも震災に縁のあるうん太ですが、サヨナラ公演に大きな影響が出なくて良かった。それでも、関東出身者ですから、日々穏やかでないかもしれない。そんな状況下でもうん太は最後まで飄々&淡々と演じ続けるのでしょう。沢山のハートを客席に投げかけながら。

うん太、卒業おめでとう~。
ニャオちゃんのために、これからもボチボチとメディアで活躍して下さいな!
エンターテインメント | TB:× | CM:× |

copyright © 2017 Cheap chic!~日々本能のまま~. All Rights Reserved.
  
Item + Template by odaikomachi

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。